09/19 〔広報〕 10/19(土)記念講演会・特別展示「文化財をまもり、つたえる」を開催

「文化財をまもり、つたえる」を開催します!

●特別講演会「国宝・重要文化財の保存と修理 ―「装潢(そうこう)文化財修理」の現場から―」
日 時:2024年10月19日(土) 13:00~14:30(開場12:30)
場 所:名古屋大学中央図書館5階大会議室
講 師:山本記子氏(一般社団法人 国宝修理装潢師連盟 代表理事)
※事前申込制(先着順受付 席に余裕があれば当日参加可)

●重要文化財特別展示
日 時:2024年10月19日(土) 12:00~16:00
場 所:OKB大垣共立銀行高木家文書資料館(名古屋大学中央図書館2階)
https://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/collection/takagike/index.html
修理を終えた「木曽三川流域大絵図」を初出展します。

●講演上映会「高木家文書の保存修理」
日 時:2024年10月19日(土) 11:00~12:40
場 所:名古屋大学中央図書館2階ディスカバリスクエア
講 師:刀谷公子氏(株式会社修美 主任技師・書跡)
令和3年度に実施した修理事業の解説動画(約20分)を繰り返し上映します。

 名古屋大学附属図書館は、所蔵する国指定重要文化財「交代寄合(こうたいよりあい)西高木家関係資料」(通称:高木家文書)の第I期修理事業が完了したことを記念して、下記のとおり講演会・特別展示を開催します。
高木家文書は江戸時代に美濃国石津郡時郷・多良郷(現在の岐阜県大垣市上石津地域)を知行地とした旧旗本交代寄合、西高木家の旧蔵文書群です。多くの旗本文書が散逸した中で、全国的にもまれな治水関係資料が伝来していることから、その資料的価値は高く評価されてきました。名古屋大学では、貴重な資料を後世に伝えるとともに、地域の歴史を知る重要な資料として活用するため、整理・保存・活用事業を行ってきました。
本修理事業は、市民の皆さまのご寄附・クラウドファンディングによるご支援、文化庁・住友財団の助成、OKB大垣共立銀行のご助力を受けて、2021年度から3年間にわたり実施され、とくに傷みの激しい古文書・古絵図67点の修理およびデジタル化が完了しました。
このたび、修理を終えた資料の一部を展示するとともに、古文書や絵図等の修理技術について紹介する記念講演会を開催します。ぜひご来場ください。

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