06/14 〔広報〕 6/21(金)18時 友の会トークサロン「ふみよむゆふべ」

男装の姫君の「幸福な結末」─『新蔵人物語』から考える女性の幸福論

語り: 江口 啓子 氏(豊田工業高等専門学校准教授)

日時: 2024621日(金)午後6時~730

場所: 中央図書館2階ディスカバリスクエア

参加無料、事前申込み不要、会員以外の方も大歓迎です

 室町時代に作られた『新蔵人物語』絵巻には中流貴族の家に生まれた三姉妹の三者三様の生き様が描かれています。長女の大君は出家して尼になり、家族の死後の安楽を祈る生活を送ります。次女の中君は女房として出仕して帝の寵愛を得、子どもにも恵まれます。そして三女の三君は男装をし、男として出仕する道を選びました。男装の三君は「新蔵人」と呼ばれ、帝から姉の中君をもしのぐ寵愛を得ることになります。
 絵巻として作られ、画中詞(絵の中に書き込まれた登場人物の台詞)を持つ本作品を、女性の幸福についてどう描かれたかという観点から読み解いていきます。

附属図書館友の会トークサロン 「ふみよむゆふべ」はしばし別世界をお楽しみいただく「ふみ」にまつわる「ゆふべのひととき」、第48回を迎えます。皆さまお誘いあわせの上、奮ってのご参加をおまちしております。

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